子供の時に刺激が強かった漫画「日出づる処の天子」聖徳太子の恋?
山岸 凉子 (著) の「日出づる処の天子」という漫画を友人から借りて読んでました。
どういう漫画かと一言で説明するなら、聖徳太子の子供時代の話でしょうか?
主役は、蘇我毛人(そがのえみし)で、子供時代の聖徳太子(厩戸皇子)に恋されるという、今で言えばBL?
そこまで性的な描写は無いですが、当時中学生だった私は、違和感を感じながら読んだものです。
聖徳太子と言うと、昔の1万円札の肖像ですけど、今では教科書でしか肖像を見ることも無くなりましたよね?
100人の人から一度に話しかけられて、全てを聞き分けたという凄い人だったようです。
でも、聖徳太子に関する資料が少なくて、なかなか歴史ドラマでも見ませんよね。
「日出処の天子」は、どこまでが事実なのかわかりませんが
聖徳太子(厩戸皇子)は少女のような美しい姿で、子供の頃から不思議な力・・・
超能力なのかも?を持ってたんです。
彼の母は、子として厩戸皇子を愛してはいるけど敬遠しないではいられず、つい他の子供の方に愛情を注いでしまう。
で、厩戸皇子はいつもどこか寂しそうな表情・・・つか、表情がない?
で、蘇我毛人を愛するあまり女性を愛せない。
蘇我毛人にとって蘇我毛人は愛おしい人で、守る立場にあるけど、恋愛感情は全く無く普通に女性に恋をするんです。
彼は、結構モテて、実の妹にも愛されてるんですよ・・・。
で、あるハプニングがあって、妹が蘇我毛人の子供を妊娠してしまう!!
この辺で、すっごいすっごい違和感を感じてしまいましたねぇ・・・(^^;
で、厩戸皇子も、普通に妻をもらうんだけど、夫婦生活は無し!
蘇我毛人の子供を妊娠してる蘇我毛人の妹を側室にして、(蘇我毛人の子と言うのを隠して)自分の子として育てるんだけど・・・当然、正室は不満に思いますよね?
だって、自分とは夫婦生活を送ってないのに、側室には子供が出来たんだから(蘇我毛人の子供だけど)・・・・。
と、絵はあっさりしてるんだけど、ストーリーは、かなりドロドロなんですよ(^^;
だってねぇ・・・同性愛あり、近親相姦ありでしょ?
当時の少女漫画と言えば、「恋」とか「好き」とか「片思い」とか純情なストーリーばかりでしたから、ちょっと刺激が強かったです。
これが、聖徳太子の人生だとしたら、なかなか凄いですよね。
全て、フィクションなのかもしれませんが・・・。